施設レク訪問 千葉徳洲苑
千葉徳洲苑(千葉県船橋市)
今回は、千葉県船橋市にある千葉徳洲苑にお邪魔し、クリスマス会の様子を取材させていただきました。
お話ししていただいたのは、総看護師長の山内恵子さんと、介護リーダーの石橋タカヒロさん。
「お年寄りの方が楽しめて、リハビリにつながるようなレクリエーションが多く設けられております。
たとえばゲームにしても、手を使ったり、あるいは何かをして自分の気持ちを発散したりというような形で、レクリエーションそのものがいろいろな形で、リハビリ力をあげていけるようにつながっていると思っております」
なるほど、レク=リハビリということですね。
徳洲苑では、日々のレク以外にも、季節等によってさまざまなイベントがあるそうです。
「たくさんのレクリエーションを私は設けて欲しいと思っています。寝たきりをつくらない、それからイキイキとできるためには、自分のできるものに参加していろいろやられることが大切。囲碁将棋にしてもそうですね。
外出も重要で、春と秋は京成バラ園ってこの近くにあるんですが、そちらのほうへ行ったり、アンデルセン公園のほうへ出かけたりということで、季節の花や風を感じたりという機会を設けております。
あとボランティアの方が入ってくださっておりまして、土曜ですね。リハビリ舞踊といって、一緒に手を動かして一緒に踊れるというようなことも行っております」(山内さん)
そんな山内さんの想いを受け止めて、レクリエーションを企画・運営しているのが、石橋さんたちスタッフです。
「レク担当がおりまして、年間行事をふくんでおりますから、全員が一回ずつ担当します。
今回はクリスマスイベントの担当者が企画しています」(石橋さん)
というわけで、クリスマス会を見せていただきました。
会場へ行くと、すでに会は始まっており、徳洲苑のスタッフがサクスフォンとオルガンで、クリスマスソングなどを演奏しているところでした。
100人近いご入所者と、それを囲むスタッフたち。
演奏にあわせて歌を口ずさむ方や手拍子をされる方もいれば、涙ぐんでいる方もいらっしゃいます。
クリスマスの定番ソング、『きよしこの夜』は、全員で合唱。
驚くほどの声量で、朗々と歌い上げたご利用者もいました。
そしてひととおり、演奏が終わったところで、プレンゼントタイム!
スタッフ扮するユーモアたっぷりのサンタさんとトナカイさんが、
ご入所者おひとりお一人の名前を呼び、手渡ししていきます。
プレゼントは、みんな同じではなく、それぞれのご入所者のことを考えてスタッフが選んだ個別の品なのだそう。
順番が待ちきれず、「私にもちょうだい!」と、子どもみたいに楽しそうに手をあげるご入所者もおり、和やかなムード。
ほどなく全員にプレゼントを配り終え、拍手に見送られながら、サンタさんとトナカイさんは「また来年!」と、ベランダから帰って行きました。
その後、山内さんの閉会のあいさつがあって、会は終了。
ふたたび、インタビューさせていただきました。
「サンタやトナカイの担当は、クリスマス担当者ではないと思いますよ。
「今年はトナカイだよ」といえばいいだけのこと。それは行事担当の権限で決めればいいことなんで。「やってください」といえば、みんな引き受けてくれます。ちなみに去年は私がトナカイでした」
「一人がリハビリのスタッフで、もう一人が介護士です。特技があるスタッフは多くて、
楽器が出来るほかには、あと踊りができる人もいます。
外国人の職員もいますので、たとえばペルー人スタッフは、ペルーのダンスのチャンピオンです。踊らすとめちゃめちゃ上手いですよ。ラテンのノリで。ここのお祭りのときに、踊って見せてくれました」(石橋さん)
そんな石橋さんの話を受けて、今度は山内さんに「多彩なスタッフに恵まれているのですね」と水を向けると。
「そうなんです。韓国の踊りをしてくれたりとか。あるいはピアノができたり、フルートができたり、いろんな方々がいて、そのときどきにみなさんが力を発揮しているんですよ」
ご入所者それぞれに個別のプレゼントをさしあげていることについては、
「選ぶのは大変といえば大変ですが、それを選ぶ楽しみ。
これをあげたら喜ぶかなとか、そんなことも考えてさしあげていると思うので、みなさん大変というよりは楽しみに。これもらってくれたらどんな顔するんだろうって考えて、選んでいると思います」(山内さん)
そうしたスタッフの気持ちは、しっかりとご入所者にも届いているはず。
「クリスマスをやったことないって方もいますし、今日はとってもうれしいって言って、涙ぐんでいらっしゃった方が何人もいらっしゃいましたね。私たちが兄弟や家族のようにして、こういう機会を設けてさしあげて、みなさんに喜んでいただけたら、うれしいです」(山内さん)